顔認証技術がアフターコロナの時代にもたらすDX化

顔認証技術コラム
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Covid-19の影響により、急速に進行した社会のDX化。その中でも、主に検温を目的に飲食店や商業施設、病院などで広く取り入れられたのが顔認証システムです。2023年の5月8日をもって、Covid-19は5類感染症に移行し、徐々に活気のある日本社会が戻ってきつつあります。こういった状況の中で、HOUSEIが提供する顔認証タブレット端末WelcomIDはいかに社会の課題解決に役立っているのでしょうか?本連載では、具体的な事例を織り交ぜつつ、顔認証技術の今後の展望を探っていきたいと思います。

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WelcomIDの特徴は、その高速な顔認証とカスタマイズ性の高さにあります。まず、簡単に機能の説明をしていきます。

高速顔認証

0.3秒の高速認証を誇ります。顔認証の精度自体も高く、事前に顔写真を登録した本人が受け入れられる確率は99%に昇り、一方で他人が認証される確率は0.01%と低くなっています。もちろん、GPU(画像処理装置)を用いた顔認証ではさらに高い精度のものも存在しますが、WelcomIDは高速にエッジ処理が可能な点において優れています。

高速検温

端末機正面のカメラがAIを使って人間の顔を認識し、同時にサーモカメラによる非接触での検温を実施します。0.3~1.2mの範囲内で0.1秒の高速検温が可能であるため、施設の出入り口の滞留防止に効果があります。また、測定可能範囲の距離で顔を出せば即座に表面温度の計測を行うことができます。

用途に合わせたカスタマイズ

WelcomIDの最大の特徴は、そのカスタマイズ性の高さにあるといっても過言ではないでしょう。設置場所や顔認証の対象者によって、用途や表示する必要のある情報は様々です。しかし、毎回ソフトウェアの修正を行うことは現実的とは言えません。WelcomIDでは、管理者用のユーザインタフェースが存在しており、顔認証実施の有無からライトの点灯、検温結果および顔認証結果の表示設定(表示位置や形の変更可能)、警告音や警告メッセージの表示に至るまで幅広い設定が可能です。

WelcomIDには、上記の機能の他にも外部機器との連携が容易かつ豊富であるという特徴があります。各機器とその利用事例に関しては、今後の連載コラムで詳しく述べていく予定ですが、今回は簡単に概要を紹介したいと思います。

無人店舗での利用

Covid-19により、非接触が推奨される世の中になったことやプライベート空間の確保する風潮など様々な理由から無人店舗が拡大してきています。バーチャルゴルフやサウナといった趣味として楽しむものから、コンビニエンスストアやレンタルオフィスなど日常に欠かせないものまで幅広く無人化が進む中で、欠かせないのが顔認証システムです。WelcomIDは電気錠ドアと接続し、更に設備利用の予約システムとも連動することで、予約時間帯以外は顔認証登録している会員でもドアが開かない仕組みを実現しています。

アルコールチェッカーの連携

機器の不足で延期となっていた、「白ナンバー」保有事業者のアルコール検知義務化が2023年12月1日に開始となり、アルコールチェッカーの需要は以前にもまして拡大するものと考えられます。WelcomIDは、タニタ製アルコールチェッカー(ALBO-FC1200)との連携モデルを発売しており、改正道路交通法で義務付けられているアルコール検知器の使用、検知結果の記録に対応することが可能です。使い方は、WelcomIDの画面上の案内に沿って、顔認証し、その後、アルコールチェッカーにストローで息を吹きかけるというシンプルなものです。そうすると、判定結果がWelcomIDの画面上に表示され、さらに運転者のIDと共に検査日時・検査結果・検査時の画像が保管されます。

シールプリンタとの連携

WelcomIDはUSBを経由することで、シチズン・システムズ社(以後、シチズン)製のシールプリンタと連携させることができます。先ほど例に挙げた改正道路交通法の対応策であるアルコールチェッカーとの連動で検査結果を印字し、可視化しやすくするほか、サーモグラフィ付WelcomIDとのセットで、医療機関などでの検温結果の見える化ツールとしても利用されています。

複数人の同時認証と属性識別

ここまでWelcomIDの仕様や活用事例について紹介してきましたが、これからはサーバタイプでの利用を推進していく計画を検討しています。従来のWelcomIDでは、カメラ付き端末側で顔認証処理を実施してきましたが、今後は通常のネットワークカメラからストリーミングで入ってくる動画像を用いて、GPUサーバ側で顔認証処理を行うことになります。それによって、入力側のカメラが1秒間15フレームという前提であれば、8台まで同時処理が可能となります。また、システム設計によりますが、従来はバラバラだった監視・セキュリティ対策とマーケティング情報の収集を一つの仕組みで同時に実現できるというメリットも存在します。

おわりに

顔認証市場は、その需要の高まりと技術の革新から急速に規模を拡大しており、REPORTOCEANが発行したレポートによると、世界市場で2030年までに203.6億ドルに達すると予想されています。日本も例外ではなく、先ほど述べた事例に加え、アパレルや医療、イベント会場といった多種多様な場面で実際に利用され、今後も活用事例が増えていくことが予測されます。従来、設置コストが高額になることから忌避されることの多かった顔認証システムですが、市場競争が激化する中で金額も適正なものに変化してきており、一度設置してしまえば運用の難易度も決して高くないため、導入のハードルも低くなってきています。そういった状況の中で、HOUSEIの提供するWelcomIDを選んでもらうためにはどうすればよいのか、開発チームをはじめとして思考錯誤を重ねてきました。今後のコラムでは、WelcomIDの特徴をより理解していただき、また導入計画を具体的なものにしてもらうために、無人店舗の概念、無人店舗の具体例(ガレージゴルフなど)、アルコールチェッカー、プリンタの4つに分けてWelcomIDの紹介をしていく予定です。

【引用】
※世界の顔認識市場は2030年までに206.3億ドルに達するでしょう|ReportOceanのプレスリリース (prtimes.jp)

顔認証コラム一覧

【Vol.1】顔認証技術がアフターコロナの時代にもたらすDX化

【Vol.2】無人店舗が人間の価値を高める!?‍

【Vol.3】顔認証決済実現に向けて

【Vol.4】顔認証付きアルコールチェッカーが運送業で「今」必要なワケ

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