「ガレージゴルフ」を通じてレッスンプロを支援したい
管:この度は「TOP対談」にご協力いただきありがとうございます。久保さんは、プロゴルファーとして活躍され、現在は自らインドアゴルフ場も運営されていますね。そこに弊社WelcomID(顔認証)を導入していただいたとのこと、改めて御礼申し上げます。
今回「ガレージゴルフ」を販売していこうと思ったきっかけを教えてください。
久保:よろしくお願いいたします。
ゴルフ場を経営している中で、ゴルフのレッスンプロの方とお会いする機会が多くあるのですが、皆さん口をそろえて仰るのが生活の不安です。人に教えるためには、ある程度の実績を伴っていなければなりませんが、そのためには日々の練習が不可欠です。しかし、毎回コースを回るのでは出費も大変ですし手間もかかります。だからといって打ちっ放しばかりでは実践的な訓練が不足してしまいます。そこで、金銭的な面でも時間の面でも無駄を省くことのできる「ガレージゴルフ」が救世主になるのではないかと閃き販売していくことを決意しました。
管:なるほど、プロゴルファーである久保さんならではの視点ですね。「ガレージゴルフ」は駐車場などの空きスペースを使って比較的安価かつ短期間での設置が可能なので、実際に運営される会社にとっても、遊休地の有効利用といった面でメリットがあると考えています。
久保:そうですね、例えば会社が自社ビルの中に「ガレージゴルフ」を導入したとしましょう。そうすると、従業員はふとした時の気晴らしにゴルフを楽しめるわけです。これこそが求める姿であって、プロゴルファーやレッスンプロだけでなく、一般の人たちにもゴルフに親しみを持ってもらい、ゴルフ人口を増加させる。それが私の最大の願いですね。
スポーツにおけるDX化がプロを育てる
管:私も学生時代は卓球やバスケットボールに精を出すスポーツ少年でしたが、最近では電子機器を介したeスポーツの大会が開かれるようになり、驚きを覚えています。久保さんもゆくゆくは、バーチャルゴルフをeスポーツとして昇華したいという思いは持っていますでしょうか?
久保:もちろんです。現在はまだパター練習機器は実装されていませんが、プロゴルファーの方々の意見も取り入れつつ準備を進めています。実際のゴルフのトーナメントとなると、敷居が高く敬遠されがちな印象がありますが、バーチャルゴルフであればプロとアマチュアの垣根を越えてトーナメントを実施することも可能だと考えており、夢は膨らむ一方です。
管:素晴らしいですね。大会が実現すれば、久保さんの仰っていたゴルフ人口の増加にさらに拍車がかかる気がしています。プロの目線から見て「ガレージゴルフ」の特筆すべき点はありますか?
久保:やはりショット後の距離表示ですかね。長年ゴルフをやっていた身からすると、従来のシミュレーションゴルフは精度が決して良くない印象でした。そのため、プロゴルファーで利用する人は少なかったのですが、「ガレージゴルフ」に搭載するシュミレーションゴルフはスイングや弾道のデータまで把握することができ、むしろ実際にグリーンに出る以上に自分の弱点を客観視することができますね。
管:非常にうれしいお言葉ありがとうございます。プロゴルファーにとって、データをもとに次の試合の対策を練ることができるのは「ガレージゴルフ」ならではの利点かもしれませんね。
日本からアフリカへ 人材育成への期待
管:先日、久保さんの同期である谷原秀人さんが国内男子プロゴルフツアーで見事優勝されたとのことで、おめでとうございます。
保:ありがとうございます。自分もキャディーとして一緒に戦わせてもらって本当に感謝しています。そういえば、谷原はドバイ在住なのですが「ガレージゴルフ」に興味を持ってくれているようで、ドバイを通じてアフリカに販路を拡大できないか検討中です。
管:アフリカですか。海外進出といえば、まず近隣のアジア諸国が思いつきますがなぜアフリカにターゲットを絞られたのでしょうか?
久保:アフリカの人々の身体能力の高さに注目しました。その上で、ゴルフ人口は多くない現状に問題意識を抱いたのがきっかけです。世界には3万を超えるゴルフ場が存在しているといわれていますが、アフリカはそのうちわずか数パーセントにしか満たない数しかなく、しかもその多くは南アフリカ共和国に集中しています。これは非常にもったいないことです。そこで「ガレージゴルフ」を通じて、ゴルフに触れたことがない人たちにも親しみを持ってもらいたいと思っています。また、こちらはチャリティ活動の一環になりますが、アフリカの子どもたちに対してゴルフクラブをプレゼントすることも考えています。
管:久保さんの思い描くゴルフの未来に、弊社の「ガレージゴルフ」が少しでも貢献できるよう今後とも連携して事業を進めていければと思っております。
ありがとうございました。
WelcomIDガレージGOLF
顔認証システムで予約管理・入退室管理を可能にしたシミュレーションゴルフシステムを、組み立て式で、短期間かつ低コストで設置可能なイナバガレージと組み合わせることで、「遊休地の有効活用」と「手軽にゴルフを楽しみたい」というニーズにお応えする「ガレージゴルフ」を開発しました。
駐車場や遊休地などの活用はもちろん、そのほかガレージと顔認証予約システムを汎用させ、コワーキングスペース/フィットネスジムなど、多分野での活用も視野に入れております。従来の想定規模よりも小規模なスペース活用のニーズに対して、柔軟に対応して参ります。
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株式会社Amazing
プロゴルファー久保超路氏が代表取締役社長を務め、焼肉店「すっごい焼肉」、インドアゴルフ練習場「Suggoi Golf Club(すっごいゴルフクラブ)」など、飲食事業とゴルフ事業を軸に、幅広い領域で事業展開する。
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