御社の事業概要について教えてください。
当社は約13年前、私の父の代から「就労継続支援B型事業所」として、障がいのある方々に働く機会を提供するとともに、日常生活のスキル向上を支援しています。私自身は今年から本格的に事業に携わり、4月に古着店「USED＆SELECTSHOP 24H noel」を新たにオープンしました。きっかけは、私自身が服好きであることに加え、「就労支援×地域の拠点」という新しい形をつくりたいと考えたからです。アイロンがけや陳列、値札付けなど日常生活に直結する動作を通して、就労者の方が日常的にスキルを身につけられる環境をつくりたいとも思いました。こうした新しい挑戦を発展させるため、24時間営業が可能で、かつ安全に運営できる仕組みとして「WelcomID」を導入しました。
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なぜ無人店舗を展開しようと考えられたのでしょうか。
一番の理由は「誰でも、どんな時間でも安心して来られるお店をつくりたい」という思いです。顔認証による入退店管理を導入すれば、防犯性を高めながら地域に開かれた安全な古着店を運営できると考えました。また、福祉事業所としても安定した人員を常時確保することは難しく、有人で通常営業時間のみの運営では事業拡大に限界がありました。無人化により24時間営業を実現すれば、利用者や地域の方にとって利用機会が広がり、夜間でも安心して来店できる環境を提供できます。無人運営は単なる効率化ではなく、「誰にでも優しい店舗づくり」を実現するための手段だと捉えています。
「WelcomID」の導入プロセスや所要期間について教えてください。
実は、HOUSEIの公式サイトに問い合わせたとき、すでに店のオープンまで1か月を切っていました。非常に短いスケジュールの中で導入を進めましたが、迅速にご対応いただき、設置工事から設定、稼働までスピード感を持って完了できました。現場では設置位置や日光の影響による認識精度など、初期調整が必要な点もありましたが、運用を通じて改善でき、二店舗目以降は更にスムーズに導入が進められるようになりました。
「WelcomID」によって得られた効果について教えてください
顔認証による入退店管理の導入で、セキュリティ面が担保され、無人でも安心して運営できる環境が整いました。顔が認証されるという意識そのものが犯罪の抑止力になっており、店舗の安心感や信頼にもつながっていますね。万が一のトラブル発生時でも、監視カメラと顔認証を組み合わせることで、迅速かつ確実に実行者の特定や対応が可能な仕組みを構築できました。
今後、HOUSEIに期待することはありますか？
現状、システムや対応などに大変満足しています。セキュリティと利便性の両立ができている点は、大きな価値だと感じていますね。今後は名古屋や京都での出店など、事業拡大していく予定のため、初期費用やランニングコストがもう少し抑えられると、より多店舗展開を進めやすくなると思っています。今後もサポート体制を維持していただきつつ、店舗の増加に伴う最適な導入提案を期待しています。
今後の展望について教えてください。
古着をより多くの方に身近に感じていただくため、安心・安全な店舗運営のもと、高品質な古着を誰もが手に取りやすい価格で提供していきたいですね。
事業所としても、就労者の適切な待遇を守りながら、実践的な就労機会を広げていきます。古着店と福祉を組み合わせることで、地域社会に新たな価値を生み出していくことが私たちの使命と考えています。「WelcomID」は、この取り組みを支える重要な基盤です。今後もこの仕組みを活用し、福祉とビジネスの両面から社会に貢献していきたいと考えています。
住所：〒492-8217 愛知県稲沢市稲沢町前田２９４−１
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