大学では情報を専攻し、IT分野を軸に就職活動をしていました。もともとシステム開発の仕組みを作る側に携わりたいという思いが強かったんです。就職活動の中でHOUSEIに出合い、話を聞くうちに、HOUSEIはお客様と直接やり取りを行い、要件定義や設計といった、構想から開発までを一貫して担う案件を中心に手掛けていることを知り、「自分の理想に近い」と感じたのが、入社を決めた大きな理由です。
現在は、アプリ開発における設計書の作成を中心に担当しています。具体的には、お客様と打ち合わせをしながら要件を整理し、システムの設計に落とし込んでいく業務です。お客様との会話を通じて要望をヒアリングし、それをどうシステムに反映させるかを考えるのは難しい反面、非常にやりがいを感じます。自分の考えた設計が実際に動き、利用されている場面を見ると、「自分が作ったものが社会の中で動いている」という実感が得られるのがこの仕事の魅力ですね。
正直、入社前は明確な仕事のイメージを持っていたわけではありませんでしたが、入社後に感じたのは、「指示を受けて動くだけの仕事」ではなく、自分で考え、提案しながら進めていく機会が多いということです。設計書や要件定義の段階から関わることで、自分の考えや工夫がシステムの完成度に影響すると実感していますね。そのプロセスの中で、自分の意見が採用されたり、チームでより良い設計を模索したりする瞬間は特に面白いです。
一番大切にしているのは「雑にやらない」ことです。設計書を作る際、ちょっとした表現の違いや仕様の解釈ミスが、後々の大きなトラブルにつながる可能性があります。お客様との認識のずれを防ぐために、どんなに小さな内容でも確認し、正確に記載することを心掛けています。
また、プロジェクト内ではチームメンバーとのコミュニケーションを大切にしています。HOUSEIは相談しやすい雰囲気があり、自分の意見や希望を伝えやすい環境です。実際、設計書を書きたいという希望を出した際も、その意欲を受け入れてもらい、今のポジションにつながりました。入社当初は、設計書をどう書けばよいか、どんな項目を盛り込むべきかも分かりませんでした。しかし、プロジェクトを一通り経験する中で、少しずつ全体の流れを理解し、「次に必要なこと」を自分で考えられるようになっていきました。設計からテスト、リリースに至る一連の工程を把握でき、ようやく全体を見て動ける感覚を掴みましたね。今では、設計書をより見やすく作る工夫や、効率よく作業を進める方法を自分なりに意識して実践しています。
プログラミングスキルは必須ではありませんが、ITに関する基本的な知識は欠かせません。上流工程ではコードを書くよりも、システムの仕組みや用語を正しく理解し、お客様の要望を設計に反映させる力が求められます。入社前に完璧に学ぶ必要はありませんが、興味を持って学ぶ姿勢が非常に大切です。私自身も大学で学んだ程度でしたが、理解していたおかげで最初の業務にスムーズに入れました。
また、ITの専門知識だけでなく、幅広い視野や知的好奇心も大きな強みになります。ITに直接関係のない知識や雑学も、意外な形で設計や提案に役立つことがありますよ。お客様の立場や利用シーンを想像する力は、より良いシステムを作るうえで欠かせません。HOUSEIでは、自分の興味ややりたいことを伝えれば挑戦させてもらえる環境があります。積極的に発信し、学び続ける姿勢がキャリアの幅を広げる鍵になります。
今は設計業務を中心に取り組んでいますが、将来的にはプロジェクト全体を管理できるような立場であるPM(プロジェクトマネージャー)を目指しています。そのために、日々の仕事の中でタスク管理やスケジュール調整を意識し、チーム全体の進行を見る意識も持ちながら従事しています。
最近はAIの活用にも興味があります。単に便利ツールとして使うのではなく、効率化や精度向上のための補助として、どのように業務に取り入れられるかを模索しています。特にコードレビューなどの参考として活用しながら、自分の判断力も磨いていきたいですね。