HOUSEIのグループ会社がデジタル資産分野に参入、アート作品取引の新しいビジネスモデルを試行へ

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大手メディアのITシステムを手掛けるHOUSEI株式会社(以下HOUSEI、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:管 祥紅)のグループ会社の方正環球科技有限公司(Founder Global TechnologyCo. Ltd. 以下HOUSEI香港)は、香港でデジタル資産の分野に正式に参入します。HOUSEI香港と明畫廊(Ming Gallery)、Chain 4 Artの3社は共同で物理的な通常のアート作品とブロックチェーン上のデジタル証明書を組み合わせたアート取引を「RWAT (リアルワールドアートトークン)」として開始しました。このビジネスモデルは香港では初の試みであり、最初に取り扱うのは、香港の有名な水墨画家であり、香港芸術家協会の会長である林天行氏のアート作品です。

背景

HOUSEI香港は、香港内の画廊やギャラリーが持つアート作品のデジタル化の業務を受託しております。近年のNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)の流れを受け、今回の物理的なアート作品に紐付いたブロックチェーンを用いた証明書発行というビジネスモデルに辿り着きました。

RWATとは

RWATは英語の Real World Art Token の略称で、通常の物理的なアート作品取引と、ブロックチェーン上のデジタル証明書(トークン)取引を組み合わせたアート取引です。ブロックチェーン技術を用いることでデータの改ざんや複製を困難にします。

RWATの仕組み

具体的には、絵画作品の商品形態は「原作」、「サイン入り限定複製版」、「サインなし通常複製版」の3つに分類されます。「原作」をRWAT取引(通常のアート作品取引と、ブロックチェーン上の証明書取引)することで、RWAT コレクターは、「サイン入り限定複製版」とデジタル証明書(トークン)の2つを獲得できます。正規代理店を通して販売される「サインなし通常複製版」が販売される毎に「原作」の知名度や市場価値も拡大し、指定期間内の取引に関してはRWATコレクターにロイヤリティが分配される仕組みとなります。

RWAT プロジェクト パートナー

「明畫廊」(Ming Gallery) 
サルバドール・ダリの彫刻と版画の展覧会を 開催した実績のある、香港の有名ギャラリーです。
ウェブサイト:www.ifineart.net.cn

「Chain 4 Art」
NFT取引会社。新型コロナウイルス感染症の流行中に、チベットの画家のオンラインによるデジタル作品販売を支援した実績を持ちます。
ウェブサイト: www.chain4.art

■方正環球科技有限公司
2004年に香港で設立 。2024年にHOUSEIグループ傘下となりました。メディア業界向けのITサービス、顔認証関連のクラウドサービスや、ギャラリーが所有するアート作品のデジタル化を行っています。
ウェブサイト:https://www.foundergt.com.hk

■HOUSEI
HOUSEIは、DXを実現するパートナーとして、「メディア向け事業・プロフェッショナルサービス事業・プロダクト事業・越境事業」の4つの事業を柱に、日本のDX化を図ります。

<メディア事業>
日本を代表する新聞社・出版社など導入実績多数。常に情報を発信するメディア企業を、ITシステムの力で柔軟にサポートし、「安心と信頼」を提供しています。

<プロフェショナルサービス事業>
システム開発・エンジニア派遣・ソリューション提案、幅広い業種のお客様の「困った」をあらゆる手法とツールで解決していきます。

<プロダクト事業>
ITやAIを詰め込んだ製品を通じて「新しい価値」を提供します。また「新しいビジネススタイル」を構築し、さまざまな「ソリューション」を生み出します。

<越境EC事業>
日本と中国の流通に、「培ったノウハウ」を活かした仕組みを構築。マーケットの活性化を実現し「WIN-WIN」のバリューと喜びを提供しています。

HOUSEIはオープンイノベーションに取り組んでおり、 共同開発・販売代理店を含むパートナーを募集しております。

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